注文住宅でも需要の多いタッチレス水栓、デメリットはないの?


衛生的で掃除も楽、節水にも役立つタッチレス水栓

誰であれ、注文住宅を建てる時は「便利な設備を取り入れたい」と考えるはずです。そうした設備の一つに、タッチレス水栓があります。手をかざすだけで自動的に水を流したり、止めたりできる給水設備ですね。何しろレバーに手を直接触れなくて良いので、インフルエンザなど感染症の気になるシーズンにも衛生的に手を洗えるのが魅力です。

また手動式と比べて、給水設備に水のかかる範囲も小さいので、水垢汚れも少なく、掃除も楽でしょう。子供にも操作しやすく、使用後の水道の止め忘れも防止できるので、節水にも繋がります。特に認知症の高齢者のいる家庭では助かるでしょう。

センサー式ならではのデメリットもある

一方で、実際にタッチレス水栓を設置した人の間からは「失敗した」との声も聞かれます。不満点としては、まず水が出るのが遅かったり、必要がない時に水が流れ出ることです。タッチレス水栓はセンサーに反応して水を出す仕組みなので、センサーの感度が鈍かったり、逆に敏感過ぎると、こうした不具合が起きやすくなります。ペットが近づいただけで反応することもあるので、特に高い場所に上るのが好きな猫を飼っている家庭では注意が必要です。

またタッチレス水栓は電力を使うため、電池式は別として、停電時は手動に切り替える必要があります。平時でも水温や水圧は手動で調節するため、その点も煩わしいかもしれません。こうした不満の声は、特に古いタイプや廉価な機種を選んだユーザーの間で多いようです。注文住宅でタッチレス水栓の導入を検討する際は、デメリットも把握した上で、家族構成や予算なども考慮に入れて決めて下さい。

狭小住宅では壁面を有効に活用することが大切です。壁に棚やフックを取り付けることで小物や衣類、食器などを収納することができます。